Concept コンセプト

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システムトレードの選択

裁量トレードで勝ち続けることは難しい

裁量取引でのトレードは必ず儲からないかというと、そのようなことは全くありません。裁量取引をしているデイトレーダーでかなりの資産を築いている人がいるのも事実です。しかし、そのような裁量で勝ち続けられる天才的な人は個人投資家の中のゼロコンマ数%程度といわれています。

勝ち続けられる人というのは、もちろん一時期に大きく勝っただけの人は含まれません。特に新興市場が好調であった2005年頃に、株で何億儲けたといった著書を出した人は今でも勝ち続けているのでしょうか?一時の時流に乗り大きく勝てることはありますが、ひとたび流れが変わってしまうと通用しなくなります。

やはり確固とした自分の投資スタイルを持ち、そのスタイルを続けていける人だけが勝ち続けている人ではないでしょうか。

それでは、勝ち続けているデイトレーダーというのはどのようなトレードをしているのでしょうか。

著書を何冊も読んだことがありますが、彼らは非常に精神力や体力を使いトレードに臨んでいるようです。モニターを10台も並べ、ニュースや値動きを見ながらタイミングを計ることを場中続けるというのです。著書の中でもデイトレーダーとしてやっていけるのも10年程度が限界といっている人もいます。

私たちが成功している裁量トレーダーの技術や感性を身につけトレードすることは非常に困難です。たとえ会得したとしても、時間的、体力的に長くは続かないのは明らかだと考えます。

テクニカル分析とシステムトレードの違い

自分自身の体験ですが、「株価が騰がりそうなテクニカル指標の場合にトレードする」というルールで大きく利益をあげられた時期がありました。この方法を続けてさえいれば勝ち続けられるだろうと思ったものです。

しかし、その頃ちょうど始めたばかりのシステムトレードでバックテストを行ったところ、長期間でみるとほぼトントンという結果になったのです。検証の結果、そのルールには一時期は大きく勝てる時期があり、ちょうどその時期に取引していたにすぎなかった訳です。

もちろん、そのルールは以後使わず、バックテストやフォワードテストでも結果の出ているものを使っているのは言うまでもありません。

このように、一見テクニカル指標にのっとった取引をしていることをシステムトレードと考えがちですが、情報やニュースに頼った取引と同様に主観的な裁量トレードなのです。

システムトレードは、検証結果から導き出したルールに従って取引を遂行するものです。

ルールは数値化されており、どうしてそのような結果となるのかの説明可能もしくは納得できる理由があるものです。

ただし、ルールを導き出すのは大変労力と時間を要します。必要なデータを取得し、さまざまなテストを繰り返していく必要があります。当初は、自分で行ってきた取引方法を数値化することから始めましたが、バックテストを行うと全く通用しなかったこともしばしばありました。

結果が残せて納得できるシステムを構築するために、新しい指標を取り入れテストを繰り返しました。精度の高い通用し続けるルールを見つけ出していったのです。

時間をかけてバックテストを繰り返した結果、手にしたトレードシステムは満足のいくものでした。取引方法は、自分の思惑やアナリスト情報に惑わされず、決められたルールに従って一貫した取引を執行する。その繰り返しです。トレードでの不安も極端に減り、残した利益も大きいものがあります。

銀行株の優位なポイントとは?

システムトレードといっても、なぜ今流行りのFXなどではなく銀行株なのかという疑問が生じるかもしれません。

それは、銀行株を含む一般株には次のような優位なポイントがあるからに他なりません。

  1. @ 税制面の優遇
  2. A 約定ポイント
  3. B 手数料の低減

これらのポイントを、主にFXと比較してみたいと思います。

FXより優位な税制

近頃FXは大人気です。

FXで億単位を儲け、脱税して摘発されるといったニュースを見るにつけ、FXは非常に大きく儲けられそうなイメージをお持ちかと思います。

しかし、なぜ脱税がそれほど起こるのでしょうか?

それは、FXの高レバレッジで大きく儲けることを示していると同時に、その高い税率がゆえに、税金を逃れたくなるという心理を表してもいるのです。

FXは総合課税ですので、本業の年収と合算した金額で税率が設定されます。

年収が600万円でFXの収益が400万円だと、合計の1,000万円に対して課税されますので、所得税率も23%から33%に上がり本業部分の税金も高くなってしまうのです。

(このほかに住民税10%も課税されます)

合計で1,800万円以上の収入になると、所得税が最高の40%ですので、住民税10%と合わせると約半分が税金となってしまいます。

株式だと、本業等の収入と合算されない申告分離課税です。さらに、「証券税制優遇措置」で2008年度までは、売買益の10%(所得税7%・住民税3%)の税率とかなり割安となります。2009年度以降で20%に戻る可能性もありますが、それでもFXに比べると割安です。

また、優遇税制を継続するなど、株式に対しては各種優遇措置も検討されています。このような恩恵にあずかれる可能性が高いのも株式のよいところです。

やはり株価や証券市場の趨勢は政治、経済の注目のポイントですから、FXなどに比べ優遇される議論がでるのは当然といえます。

FXより優位な約定ポイント

通常、FXでは手数料のほかに「スプレッド」により売値と買値の間に通常3銭〜5銭程度の不利が生じます。この差はシステムトレードにとって無視できない大きい額となります。

また、システムトレードの理論上の成績と実際の成績との誤差を生む「スリッページ」がおこります。

「スリッページ」とは、指定していた値段と実際の約定価格との差額のことで、特に相場の急落・急騰など相場状況により、この「スリッページ」が大きくなる場合があります。

高い再現性

銀行株のトレードシステムは1日で完結します。「寄り成り行き」エントリー、「大引け成り行き」決済を行いますので、約定価格が市場の始値、終値とズレることがありません。すなわち「スリッページ」が起こらないのです。

板寄せ方式で始値、終値の株価が決まる日本の株式市場では、この方法が最も再現性に優れたシステムトレード向きの方法と考えられます。

株取引の安価な手数料

現在、ネット証券の手数料は会社によっては驚くような低水準まで下がっています。

ネット証券が登場するまでは、値幅を4%ほどとらなければプラスにできませんでしたが、現在ではほとんど手数料を考慮しなくても良い水準にまでなっています。

0.1%の値幅をとるだけでも利益とすることがなりましたので、個人投資家にとっては素晴らしい環境になったといえるでしょう。信用取引の手数料が、取引金額にかかわらず片道300円程度のネット証券もありますから、一昔前に比べれば驚きの水準です。

信用取引の利用

信用取引もネット証券が一般的になる前までは、ハードルの高いものでした。

証券会社にもよりましたが、1,000万円単位の証拠金を用意できないと取引ができなかったのです。

現物取引では、自己資金の範囲内でしか取引ができない訳ですから、レバレッジ効果がありません。また、「空売り」が有利な場面でも「買い」一辺倒しかできず、絶えず騰がりそうなタイミングを待つしかありませんでした。

しかし、現在では30万円程度の証拠金が用意できれば簡単に信用取引が始められますので、一部のお金持ちにしか許されなかった有利な取引方法が実践できるのです。

これらの現在の状況を総合すると、株式のシステムトレード取引は非常に有利な方法であるといえます。当社では、優秀な成績とロジックを持ったトレードシステムを提供し、有利な状況を活用してあなたの資産形成に役立てていただければと考えます。

繰り返しになりますが、本トレードシステムは結果を残せるものと自負しております。